「もう歩けないの〜」を演じる知能犯なトイプードル

「もう歩けないの〜」を演じる知能犯なトイプードル

4歳の茶色のトイプードルの雄を飼っています。

 

毎朝近くの高校の周りを散歩させていますが彼はなかなかの
知能犯です。

 

8時前に散歩に出るのですが高校を一周して15分位でしょうか、
始めはゆらゆら尾っぽを振り嬉しそうに散歩しています。

 

あっちこっち匂いを嗅いでフンフンと楽しそうなのです。

 

排泄を済ませラストの直線になると地面に座ってペロペロと
足の裏を舐め始めるのです。

 

「ペロペロ、あんよ痛くて歩けないや〜」とでも言いたげにチラっと
人を見上げて寝そべって歩こうとしません。

 

「足痛いの?」と4本の足の裏を触ってみるのですが冷たくも
熱くもなく、痛そうに足をひっこめる事もないのです。

 

ペロペロと足を舐めて見上げるばかり、そのまま何分でも
寝そべっているので抱き上げようと犬の後ろに回ると待ってましたと
立ち上がるのです。

 

「仕方ないね、歩かないとデブになるよ」と彼を抱きかかえ
お尻の下に手を添えて前を見えるようにして抱っこして
帰ってくるのです。

 

自宅の付近になるとご近所さんが外に出ていないかと
キョロキョロしてしまいます。

 

「まだ老犬という程でないのに抱っこして溺愛しているのね」と
なんて思われないか、そわそわしてしまうのです。

 

私だけが「あんよ痛いの〜」と言っているように思って抱き上げてしまうのかな、
私が甘やかしているのかなと内心反省していたのですがそうではありませんでした。

 

先日、娘が朝の散歩に行ってくれたのですが、娘が「重いよ、疲れたよ」と
叫びながら帰ってきました。

 

話を聞くとやはり最後の直線になるとペロペロとやりだし「歩けないの〜」と
寝そべったそうです。

 

待てど暮らせど歩く気配がないので抱っこして帰ってきたと息を
切らせていました。

 

「私だけじゃなかったんだ」とちょっと安心しました。悪い犬です。

 

自宅の彼はボールを追いかけソファーに飛び乗り、部屋中を大騒ぎして
走り回っています。

 

毎朝「歩けないの〜」を演じている知能犯です。


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